3月下旬~4月上旬に観た映画群

・タロットカード殺人事件 (Scoop)
アメリカ、2007年
監督:ウディ・アレン

ウディ・アレン×スカーレット・ヨハンソンもの第二段。
今度はウディ・アレン自ら出演のコメディ。

スカーレット・ヨハンソンがその美貌をわざとダサ眼鏡と、
神経症っぽいウディ・アレンのフリを真似するのがおもしろかった。
まっ、肝心のところでは眼鏡外して、相変わらず綺麗だけどね。

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それに、ウディ・アレンが辺に色気(?)を出さず、
「疑似父娘」という一線を引いていて、それもまた好ましいと思う。

ウディ・アレン作品、初期を中心に全部見たくなる。

・ダージリン急行アメリカ、2007年
監督:ウェス・アンダーソン

Marc Jacobs版のLouis Vuitton風アナグラムの旅行カバンが可愛すぎる。
そのうち、日本でもMarc Jacobsが主流になりそうな気がします。
だって、カワイイ。

ノー・カントリー
アメリカ、2007年
監督:コーエン兄弟

ちょっと、期待し過ぎたか。
「ファーゴ」とか初期作品のほうがいいかもだ。
役者はいいけどね。ハビエルさん。

・(TVドラマ)

ウェイトレス Waitress
アメリカ、2007年
監督:エイドリアン・シェリー


Pieブームだって、絶対。と、思った。

「ミリオンダラ・ベイビー」でも老齢ボクシング・トレーナー、イーストウッドの夢は
レモン・パイを売りにしたダイナー(食事どころ)だったし。

日本語の「パイ」ではなく、
英語のPhieという発音も
なんか心のよりどころ、というか「温かさ」を醸し出してるのかも知れない。
今公開中の「マイブルーベリー・ナイト」もブルーペリー・パイが出てくるし。

この映画自体も良いです。
おいしい「パイ」つくりの名人の女の人の話。
なーんて、ヤワな話ではなくて、

「赤ちゃんより俺を一番に扱うなら赤ちゃんを産んでも良い」
という史上最強の亭主関白夫を持つジェナを中心に、
善良性には溢れてない町で嫌だ、嫌だと思いながら、
働くウェイトレス達の話。


監督、1作だけで亡くなってしまって残念です。
ハル・ハートリーという人の作品にたくさん出ているようなので、
借りてみてみよう。


ゾディアック (Zodiac)
アメリカ、2007年
監督:デビット・フィンチャー

ジェイク・ギレンホールがかわいらしい。
っていう感想は多分、間違ってるのだろうけど。

これ、「謎解き」のような気持ちで見てたけど。
ゾディアック殺人事件の謎を解いたのは、
結局この事件の傍観者の位置にいた新聞のコラム漫画家であって、
担当していた刑事は疲れ果て、新聞記者は酒におぼれてしまっている。

事件解決が映画のように上手く行かないということを教えてくれることも
また最近の映画なのだ。
すっきりしなさが面白い。
2007年前期はこの映画といい、「プレステージ」といい、
面白かったのに劇場で見逃してて悔しいこと、この上なし。


ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ(Election)
1999年、アメリカ
監督:アレキサンダー・ペイン

人生の渋みを描くと評判のアレキサンダー・ペインによる学園ドラマ。
真面目なガリ勉優等生ギャルをリース・ウィザースプーンが演じる。
彼女の強烈な上昇志向に、やっかむいじわる教師にマシュー・ブロデリック。

苦い。が、案外救われたエンドで良いのだ。
ブロデリックの人生は失敗だけで終らない。
「再出発」をきちんと描いてる。


・フェリスは朝突然に (Ferris Bueller's Day Off)
アメリカ、1986年
監督:ジョン・ヒューズ

上の「ハイスクール白書」はこの作品を踏まえたような作品。
マシュー・ブロデリック演じる高校生のフェリスは、
朝起きたら天気がよくって、学校をサボることを決める。

両親はとても甘くフェリスを簡単に休ませるが、
校長だけはフェリスの仮病を疑って、執拗にフェリスを陥れようと画策。
(フェリスはもちろん、一枚上手)
この辺りの、大人の嘗め方、だまし方、
同監督作品のホーム・アローンみたいだなぁ。

学校さぼって、
ちょっとネガティブな友人と、かわいい彼女と三人でシカゴの街で遊びたい放題。
パレード、美術館、高級レストラン。
シカゴ観光映画。


・ボラット
出演:サシャ・バロン・コーエン(ボラット)

あんまり詳しくないけど、
これアメリカでもう主流となった素人が主役の「リアリティ番組」的なノリで作ってるんだろな。

Boratに引っかかって、
超的差別発言をしてしまった大学生、ロデオ会のおじいちゃん。
お気の毒様。

けれど、大学生が語った
「アメリカってのは少数民族に甘くて、主流民族には冷たいんだ」って発言から、
アファーマティブアクションへの批判を思い出す。
既得権なしの白人ってのは辛いんだろう。
まぁ、分からなくもないが、「奴隷制が復活して欲しい」発言は思慮浅過ぎ。

Boratはもう、ベッドで男同士裸でいちゃついたり、ホテル中を裸で走り回ったり、
下ネタ炸裂過ぎて、もうどうしようもない奴。って感じ。

それに強烈なユダヤ人ギャグ(しかも、役者自身はユダヤ人だし)
ユダヤ人の家に泊めてもらった夜に、
「奴らは悪魔の化身だー。殺されるぞー。逃げるぞー」、と
もう妄信のオンパレード。

サシャ・バロン・コーエンは21世紀の最強のコメディアン。
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by thora | 2008-04-05 13:19 | 映画
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