80s生まれの作家女子

ロードムービー (講談社ノベルス)

辻村 深月 / 講談社



勝手にふるえてろ

綿矢 りさ / 文藝春秋




『ロードムービー』は短編集。特に表題のタイトルの短編は、小学校で学年でも人気者のトシと、いじめられっ子のワタルの友情の物語。2人が仲よくすることで、トシが意地悪な女子をはじめとするクラスメイトから除け者にされていってしまう……。
 最後の仕掛けがいかにも、辻村作品っぽい(ってまだこれで2作しか読んでないけど)、これがこの人の持ち味なのかな。それにしても、辻村美月も綿矢りさも、あと豊島ミホとか山崎ナオコーラとか、日本の学校(小学校高学年から高校・大学1・2年あたりぐらいまで)のカースト制度の描写が的確とは言わなくても、鋭く、そこであぶれてしまった登場人物の内面の独白が面倒だと思いつつ、共感できる部分もあったりする。

 綿矢りさの『勝手にふるえてろ』は、“2人の彼氏で悩む私”って、どんだけリア充の話ですかと思ったら、ひとりは中学生の頃から同級生に片想いしているて男子(イチ)、もうひとりは会社の同期(こっちが本物の彼氏/ニ)でした。ニのほうはいかにも恋愛小説めいたお話だけど、イチへの報われない片思いの話はせつなさを通り越して笑えてくる、ように描写される。いろんな姑息な手を使い、イチと再会し、少人数で飲むことになったとき、イチが主人公を「君」呼ばわり。「どうして名前を呼ばないの?」ときいたら、しれっと「君の名前忘れちゃったんだよね」との返答。主人公といっしょに脱力しちゃった瞬間。まぁ、中学時代に3言しかかわしてないなら、そうなるなと思いつつ、哀しいよね。「賞味期限切れの恋」にすがりつく自分、とはまさに上手いキャッチコピー。オタク女子の痛さを書きつつ、それをスイーツ的な甘さで最後にくるんでくれるところがいい。
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# by thora | 2011-08-12 17:20 |

語り口そのものにユーモアあふれるバンクシー映画

EXIT THROUGH THE GIFT SHOP(2010)
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
2010年/アメリカ、イギリス
監督: バンクシー
出演: ティエリー・グエッタ
スペース・インベーダー
シェパード・フェアリー
バンクシー

オフィシャル・サイト
http://www.uplink.co.jp/exitthrough/

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「バンクシー映画がすごいらしい」というネット界隈の発言を見るにつけ、
早く観たい!、と思っていたがようやく観れた! 

バンクシーとは、イギリス人のストリートで暗躍するグラフティアーティスト。
素性はいっさい明かさない
(※でも、ブリストル出身のミドル・クラスのイギリス白人男性であることが暴かれてるけど)
彼が監督した作品ということで、どんな映画だ、と大期待していたところ、割合オーソドックスなドキュメンタリー映画でした。ただし、彼自身ではなく、彼を撮影し、彼の映画を撮ろうとしたLA在住のフランス人ティエリー・グエッタについて。――で、この発想がすごいおもしろかった。

前半は、ティエリーがグラフティアートの面白さに目覚め、片時も手放さないカメラで、彼らと知り合い、彼らの活動を追ってそれらをひたすら記録していく。そして、そのうちに、イギリスないし、世界中を騒がすグラフティアーティストのバンクシーを知り、ティエリーは彼の撮影をすることを切望していた。しかし、ミステリアスなバンクシーと知り合うことは困難だとされた。しかし、ひょんなことからバンクシーがLAに来ていること、彼が助けを求めることを知り足早に駆けつけるティエリー。彼はバンクシーの信頼を勝ち得、これまで謎とされていた彼の工房や活動を撮影することを特別に許される。

そうしているうちに、バンクシーの名はさらに世界中に轟くようになり、サザビーなどのオークションで高額で競り落とされるようになった。そして、バンクシーはティエリーに、グラフティアートが注目を集める今こそ、撮りためた映画を製作すべき時だと説得。すぐさま映画製作にとりかかったティエリーだが、彼にはまったく映画の才能がなくできた映画は悲惨なものだった。見かねたバンクシーは、ティエリーに試しにアート製作をすることを勧めてみるが・・・・。


ここからが、この映画の後半。詳しい供述は避けるが、ここからのこれ、本当にあったこと!?、こんなめちゃくちゃなことがあっていいの、という驚きの展開なのだよ。バンクシー自身は、アートを一般人の意識をさかなでるもの、だとしてるのだけれども、自身の神経が逆なでされるとは想像もしなかっただろうな。そういう意味で、これもまたアートなのだと、というちょっと苦々しさと、同時に笑いもこみあげてくる不思議なエンディング。それにしても、終盤に出てくるへなちょこなアートはゆるすぎて笑ってしまった。☆☆☆☆☆
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# by thora | 2011-08-10 17:08 | 映画

雑誌


ももクロ、CDJをよーやく入手!
紙の質感いいね!そして、カラーページにインタビュー掲載されてるのもうれしいし、
吉田豪のインタビュー内容も最高。
ってか、CDもようやくぼちぼち聴いてるが、
脱退した早見あかりのパートはもう一度録り直してるのか..


CD Journal (ジャーナル) 2011年 08月号 [雑誌]

音楽出版社





c0071920_18273140.jpgTV BROSの最新号は、
山下達郎×大根仁(モテキ監督)の対談でした。
山下達郎のメディアの露出が面白いーー。
これにも、ももクロ載ってたが、メガネ姿!!
そんなわたしは玉井さん押し。


文藝 2011年 08月号 [雑誌]

河出書房新社




けっこう読んでるはずだが、一個前の小説読んでなかった。
脚光を浴びてから10年経ったかー。
この号は辛酸なめ子との対談など、パラ読みしてかなりおもしろかった。



10・11歳ぐらいのときに読んで印象深かった、
吉本ばなな「哀しい予感」を再読。

哀しい予感 (角川文庫)

吉本 ばなな / 角川書店



血のつながらない姉弟話か。
18歳と19歳が主人公で「大人の話ーー」って思って読んでたけれども、
いまは軽々と年齢超えてしまった。



SNOOZERのバックナンバーをゲット。
それも人気の『ロックンロールイシュー』ー。
やったね。


ひそかに、
毎日更新を目指していたり。それぐらいしかやることないんだもん(嘘)
夏休みなんて永遠に味わうことなんてない、と思ってたけど、
そんなことなかったね。
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# by thora | 2011-08-09 00:33

Best Coast 『Our Deal』



ちょっと乗り遅れてしまいましたが、
FUJIROCKにも出ていたBEST COASTの新しいPVが解禁されました。
ドリュー・バリモア監督のべただけど、美しいPV。せつないです。

「I wish you would tell me how you really feel」
(あなたが本当はどう感じているか私に教えてくれればよかったのに)
の歌詞が生きている内容だね。
本当言ってくれなきゃ分からないよ!、とつくづく思ったり。
ちょっとチープかもしれないオチも含めて、ドリュー、最高です。

Crazy for You

Best Coast / Mexican Summer


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# by thora | 2011-08-07 14:52 | YouTube・ニコニコ動画

FUJIROCK 備忘録

(総括)

音楽以外に、なぜかいろんな波乱があったが、ひと言でまとめちゃえば、
「楽しかった」のだけれども、極度の疲労状態に。
にしても、行く年ごとに前年を上回る強烈な出来事が起きる不思議な場所です。
(何気に通算4回目だった)
今年はきちんと山用のレインパーカーを買ったから、
きちんと雨をはじいてくれるし、暖かったし装備はばっちりだった。
来年いくとしたら、徒歩圏内の宿に泊まりたいな。。。

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●1日目
c0071920_13451888.jpg時間に間に合わず、
日本ロック界の王子・毛皮のマリーズの志摩君に会うことができず、、残念。
さらに、予想よりもはるかに人が多く、ギリギリの時間で駆け込むー。
Noah and the whale(@Field of Heaven)の予想通り、素晴らしいステージ。
DEERHOOF(@Red Marquee)の意外と骨太のロックにびっくりしつつ、
お目当てのArctic Monkeys(@Green Stage)の相変わらずの無愛想な態度&演奏スタイルで、きゅーんとなり、CSS(@White Stage)。相変わらず、ZipperガールなLovefoxx。ファーストの曲とセカンドの曲しか知らず、サードの曲は盛り上がりにかけてしまう。Coldplayはなーー(自重)。


●2日目 ←ポイント、ここの日
c0071920_17362061.jpg友人の大好きなPatrick Stampに向かう途中、津田さんに会う。なぜか、Green Stage→White Stageをともに移動。その後は、しばらく、ぼっーとなってしまい、パトリックに集中できず、途中参加の友人との再会も、なぁなぁになりつつ、BEST COAST(@Red Marquee)。3.11で中止になった単独ライブとかを非常に無念に思ってたので、心底うれしくなる。ぺサニーちゃん、かわいい。BATTLESを名曲「ATLAS」まで鑑賞後は、オレンジコートの菊地成孔!トレンチコード姿がかっこいい。しかし、演奏時間短い!そして、ドット・ラングレン(@Field of Heaven)。あまり集中できず。宿に帰っちゃう。最初からいっしょにいた友人と別れる。しんみりするはずが、なぜか別の集団に絡まれたまま別れる。その後、少し飲んだ後に、映画『ハングオーバー』的事件発生。明け方銭湯に入って部屋に戻ってみると、友人のひとりがエレベーター前で、もう一人はマッサージチェアで爆睡していた珍事。二人とも記憶はないらしい。酔ってお風呂に入るのはやめましょう。

●3日目
c0071920_17445612.jpg朝、駆け込みでトクマルシューゴ(@White Stage)!ここでまた友人に遭遇。トクマルシューゴのあまりのドリーミーなMCっぷりに、女子の観客が萌えまくっていた。同じく。彼の頭のなかが知りたい。あとは、もうまったりカフェみたいなところで時間つぶし。半年ぶり?ぐらいに話しこむ。TINARIWENとコーナーショップを音で楽しむ(@Field of Heaven)。YMO。いいなーと思いつつ、切り上げて、CAKE(@White Stage)。とても素晴らしく、WILCO。単独のほうが良かったなー、という感が否めなかった。The MUSIC(@Green Stage)をちらりと見て、さようなら。ちなみに、飲み会は中止。


●番外編   釣り

時間つぶしに釣り。
虫を刺して、針の先につけるという、無情な所業をせねばならず辛い。
さらに釣れた魚を押さえつけて、針を取ってあげる、とかも辛い。
が、つりざおに魚がかかった瞬間はすごい楽しいのでした。
よく釣れた。
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# by thora | 2011-08-07 02:50 | ライブレポ

FUJIROCK

に行ってきます。もう寝ちゃおう。


レポートをてつだってたら、
あっという間に1週間ぐらいがすぎ去っていた。
分野が違うのでちょっと楽しいが、
哲学的分野は正直なところ苦手。


哲学個人授業 (ちくま文庫)

鷲田 清一 / 筑摩書房




鷲田せんせは、大阪弁なのだね。
突然の饒舌な語りにびっくり&読みながら楽しい。

「疑うことは考えること」など、
当たり前のようでいて、そうだよね~、と納得してしまうことだらけ。

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

よしもと ばなな / 文藝春秋



友人が貸してくれる。
小6以来、よしもとばなな作品を読んでいなかったので、
10年以上ぶりに読んだ短編集。
この人も江國香織バリにゆるふわ不思議小説な人かと思いきや、
たまにガツンと痛い(可哀そう!)別れの話、それが表題の『デッドエンドの思い出』。
出産前に憑きものを落とすかのように執筆と書いてあったが、
書いて絶対すっきりしたんだろうな。読むと辛いもん。

次は何を読もうか、思案中。
でも、図書館のカードをなくしたのが残念すぎるけど。
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# by thora | 2011-07-29 01:23 | 雑記

納涼の夏

「ガス燈」もおもしろかったけど、
やっぱり「断崖」。


ミルクを飲みたい。

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# by thora | 2011-07-27 23:56

ももクロちゃんをGETしていない

●雑誌

CDJが売れまくっていると聞き、
地元の本屋にたのんだところ、取り寄せに1週間かかるといわれる。
そして、まだ来ない!!(明日で1週間ーー)

ももくろアルバムは、
これといっしょに買うと決めてるのに。

CD Journal (ジャーナル) 2011年 08月号 [雑誌]

音楽出版社



CDJはすっかりなんか攻めモードの雑誌に変りましたね!
(もともと学園映画シリーズ連載もあったけど)より楽しい。


ついでに、これも買っといた。

ぴあ [最終号]

ぴあ



「ぴあ」はメジャーで、
「シティロード」がおしゃれな人が映画雑誌だったようですね。
いつもTSUTAYAで映画の前売り券買う時に読んでたよ。
インターネットの映画サイトでは、
上映映画と時間を一気に一覧することができないんだもの。残念。



●CD

ももクロを買う時は

フラッシュバック、夏。(初回生産限定盤)(DVD付)

RHYMESTER / KRE



も同時に買う予定ーー。
もう明日買っちゃおうな、CDは。


にしても、フジロックに行くというのに、
最近はKICK~とももクロしか聴かないというおかしな方向に。


●「コクリコ坂から」
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前作より数千倍マシ。
だが、なんか今の時代に60年代の旧制高校の男子学生みたいなノリを
見なきゃいけないのか良く分からなくて戸惑った。
アーンド、ヒロインが完全無欠に立派すぎて嫌。
「耳をすませば」のヒロイン・雫のほうが夢見がちでよっぽど可愛げがあった。
でも、意外と楽しめたのは、旧制高校ノリのおかげかも。
当時を知らない私たちでさえ、この描写絶対現実からは程遠いはず
(現実なんか求められないかもだが)と思いつつ苦笑しちゃうが、
アニメっぽく昇華されているかな。
駿というストッパーがなくなったら、ものすごいダークな作品撮りそうだね。


●「カサブランカ」

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主人公の酒場の亭主・ハンフリー・ボガードこと、
ボギーが非常に未練がましくて心底同情した。
今回、初めてこの映画を心から楽しんだ気がするw
ウディ・アレンの「ボギー、俺も男だ」も再見すべきか。










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バンクシー、観てこようかなー。
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# by thora | 2011-07-27 20:23 | 雑記

I know you're no good


エイミー・ワインハウスが死んだ。
最初、ネットラジオで彼女の歌を聴いたときは、
あまりのソウルフルな歌いっぷりに黒人女性なのかと思ってたり。

LADY GAGA、Lily Allen、Adele、と女性シンガーが割と人気あるなかで、
エイミーは飛びぬけて歌が上手いけれども、
一度にものすごい量のドラッグを吸引するとしても悪名高い人物でもありましたね。。


メジャーなRehabなどをはずして、
BBC Radioで披露していたThe Zutonsのカバー曲を。




合掌。



たまに質問サイトからこのブログに飛んでくるようで、
一体どんな事項に貼られてるのかが超気になっている。
おそらく、ズーイ・デシャネルのファッション系っぽいが。



そして、このサイトがまた知り合いに見つかった気がしてならない。
(まったくもって、Twitterやらmixiやらでさらしていない)
良いのだけど。まぁ、よくたどり着いたね、と逆にびっくりしちゃう。
そして、怖くもあるし、不思議でもあるし。
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# by thora | 2011-07-24 19:24

その後……


最期の昼食はパン!
社長もあきらめてくれ、円満に去る。
本当たいへんだった。。。

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というわけで、
2年3カ月ほど勤めていた会社を辞めました。
いましばらく(1カ月弱)は休み、
8月半ばぐらいから再び仕事探して秋からはまた働く予定。
とりあえず、すごい疲れたーーので、休む。

軽くあったライバルに、
他にもたいへんな思いをして働いてる人は大勢いる~、ばりのことを
言われ、「そんないうんだったら、働いてみろーー」と思うのでした。

仕事内容・周りの人はとても大好きでしたが、
私は体を壊してまで働きたくはありません。

でも、今考えると、
意外と働くのは好きです。不思議と。
良い人と知り合えて本当に良かった。

口ではいろいろ言いつつ、
また本とか雑誌とか周りの仕事ができれば本当は本望かもしれないが、
世の中そう甘くはないのだろう。


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ということで、
さっそく、昨今のわたしの悪友たる2人がドライブに連れてってくれた。
トイレを見つけて、ハイタッチして喜ぶわたしたちを不思議そうにみていた、
小学生が印象的。

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中村とうようの自殺にショックを受ける。
ご冥福をお祈ります。


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プチゼミ飲み。
正論を言われ突き刺さるも、真実。
真実は重い。
そして、自分以外にもブラック企業に勤める友人がいることに驚く。


去った会社の引き継ぎした人から、
やめたいんですけど、と連絡を受ける。は、、はやい。


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ラフォーレのセールへ。
あそこのセールは本当、活気がある。

でも、店員がBGMに合わせて、
パラパラめいた踊りを踊ったり、
着ぐるみ着たりおかしいショップもたくさん。
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# by thora | 2011-07-22 14:19